EURO2020 決勝

・イタリアvsイングランド
いよいよトーナメント決勝。
いくらイングランドでもイタリアとの決勝ならさすがに絶対おもしろい試合になるハズ。
相変わらず相手チームの国歌斉唱で大ブーイングするイングランド人は、さすがです。
WOWOWの実況が「今日のブーイングはそこまでじゃなかったですね」とフォローしてたのは謎。
イギリス人はエラい人に言われてブーイングやめるような人たちじゃないです。

開始早々見事な攻め上がりでルーク・ショーがゴール！
これは素晴らしい！
メンバーを考えたら圧勝しておかしくないんだからいつもこういう試合してくれ。
イタリアはパスが繋がらずいい形で攻めれてなかったが、徐々にチャンスを作り始める。
イングランドはいつも通り縦への長いパスが多くマイボールのままボールは前へ後ろへ行ったり来たりで結局スピードと縦ポン頼み。
インモービレが完封されてるとはいえ、先制点以外ではイタリアも悪くない。
ただイングランドのディフェンスも固く崩せない。
イタリアがボールを持つ時間が増えるとイングランドは痛い痛い作戦を繰り返すがフエは吹かれず。
スタッツ的にはイタリアが結構上回っているのに空回りしてる印象が拭えず前半終了。

後半早々に今日は役に立ってないインモービレはお役御免。こういう采配できるロベルト・マンチーニは名将。
リードしてるイングランドにとって交代カードは時間稼ぎ用か？
後半も前半の流れのままでゴールの雰囲気はイタリア(キエーザ)にあり。
そしてイタリアが一方的に攻め込んだ66分にコーナーキックからこぼれ球をボヌッチが押し込んで同点！
後半はイタリアがひたすら攻める展開が続き、イングランドはようやくサカを投入。
ん？ろくに攻めれてないのは前半からなのに今更サカ？
監督の能力に大きな差を感じて残り20分。
そしてやっぱりイタリアが攻め続ける。
キエーザが足を痛めて治療中、久々にイングランドが攻めるも決めきれず。
そしてキエーザは負傷交代でイタリアに暗雲・・・。
ようやくイングランドの時間ができるがぜんぜん届かず、なのにドンナルンマが活躍するシーンが少ないのが寂しくもある。
アディショナルタイム6分もイタリアはペースを崩さず。
キエッリーニらしい大胆すぎるイエローカードをもらって延長突入。

延長に入るとイングランドが攻めるターン。ユーロらしくて面白い。
イングランドはマウントに変えて待望のグリーリッシュを投入するがちょっと遅く感じる。
てか先発で使うべきの選手では・・・。
イタリアは前線がフレッシュになってるもののあまり機能せず攻めに勢いがなくなってきたか。
しかしイングランドの攻めには鉄壁のキエッリーニ！！！
待望のラッシュフォード登場もすぐに延長終了でPK戦突入。

イングランドの交代カードはPK用でした。

I　ベラルディ　o
E　ケイン　o

I　ベロッティ　x
E　マグワイア　o

I　ボヌッチ　o
E　ラッシュフォード　x

I　ベルナルデスキ　o
E　サンチョ　x

I　ジョルジーニョ　x
E　サカ　x


最後までドキドキのPK戦はなかなか楽しめました。
ずっと内容がよかったイタリアが勝って本当に良かったです。
大会MVPはドンナルンマよりキエッリーニかジョルジーニョにあげたい気もしたけど全然納得。
前線に絶対的な選手がいないのに面白い試合を連続で見せてくれて感謝の気持でいっぱいです。
イタリアに始まりイタリアに終わった今大会も1ヶ月間本当に楽しめました。



結局、今大会でイングランドが勝った強豪国はドイツのみ。

・攻撃パターンの少なさ
・豊富な交代要員を有効活用できず
・無意味に消極的でつまらない試合内容
・PK戦で延長途中出場の若手を3人並べる謎ラインナップ

サウスゲート監督は文句なしに解任ですな。
イングランドが主要大会で決勝に進んだのは55年ぶりだったらしいので、イングランド人の友人にはとりあえず「Congratulations on the runnerup」と送っておきました。







■今日の教訓
今日一番の驚きは"ぱんち☆ゆたか"さんが引退してたこと・・・。
いい歌うたってたのになぁ・・・。