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参院選 2019 [時事ネタ]

日曜朝一で投票に行き、20時になってから選挙速報をずっと見てます。

今回一番気になったのは重度の難病・障害を抱えながらも当選を果たした舩後靖彦氏と木村英子氏の2人です。
どういう視点で見ればいいのか難しいです。

元アイドルや元スポーツ選手が候補になると「政治家としての能力はどうなんだ?」と話題になります。
舌鋒鋭いコメンテーターが選挙速報中継で意地悪な質問をして政治家としての資質を問うのは名物です。
障害や難病を抱えた2人にも同じように政治家としての資質を問う声があるべきだと思うのです。
結局は視聴率目的のパフォーマンスでしかなかったということ?
ただの公開イジメだったってこと?
障害者相手だと差別と言われると思って避けるの?

障害の有無なんて関係ありません。政治家に必要なのは政治家としての能力です。
なにか問題を解決するための案を持っているからこそ国会議員を目指したのだと思いたいのですが、動画やサイトを調べた限りでは2人とも具体的な案を持っているとは思えませんでした。
党首の方は経済政策などを喋っていましたが、障害者に関することは「障害者にも健常者にも暮らしやすい社会をつくろう」という全く具体案のないアピールだけでした。
今回2人が当選したのは、ただ単に「可哀想だから」という文字通りの同情票でしかない気がしてなりません。
2人の目的がただの「問題提起」であれば、ふざけんなと思います。

今回当選した以上、2人に国会議員としての活躍を求めます。
誰にとっても生活しやすい社会に変えていくのであれば、ただのピエロでは意味がありません。
具体策を示し、実現させてください。
自分の親族に老齢に差し掛かってから筋ジストロフィーを発症した者(現在10年以上寝たきり状態で自分の娘の結婚式にも参列できなかった)がいますが、介護医療制度や社会のサポート体制について満足している者はいません。
本気で取り組むにはとてつもなく大きな労力が必要な問題だと思います。
どういった点で困り、どう周知させ、どういった改善を望み、どういった影響があり、そのために必要な財源の確保をどうするのか。
おそらく一番の目的と思われる介護医療制度の充実だけでなく、経済や安全保障についても意見を示していただきたいです。

期待して投票した方だけでなく、熟慮しながらも結局期待できそうにないと判断し投票しなかった自分を逆に裏切る活躍を望みます。



■今日の教訓
ALSは障害じゃなく病気


※2019/07/23 追記
参院選「特定枠」当選の4人 名前書かれた票数を公表 総務省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190722/k10012003531000.html

>公表された票数によりますと、自民党の特定枠第1位の元財務政務官の三木亨氏は1万6171票、第2位の元衆議院議員の三浦靖氏は、3308票でした。
>また、れいわ新選組の第1位の元日本ALS協会千葉県支部運営委員の舩後靖彦氏は4165票、第2位の重度の障害者を支援する「全都在宅障害者の保障を考える会」代表の木村英子氏は5211票でした。

とのことなので、本文に記述した同情票云々の箇所は完全にぼくの読み違いでした。
同情票ではなく選挙戦略での当選でした・・・。


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