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オレオレ詐欺の思い出 [駄話]

以前に仕事で、オレオレ詐欺をやっているという噂のお客さんの家(事務所?)に行ったことがあります。
なぜ詐欺をやっているのが分かったのかと言うと、前の作業者が現場に行った際にクレームになり、そう言われて凄まれたからとのことでした。自白かよ。
「犯罪がらみの可能性があるなら警察に通報でしょ」と言ったのですが上司に聞き入れてもらえませんでした。

クレーム処理で訪問することになったわけですが、訪問前に社内の担当から「インターホンは絶対鳴らさず電話をかけてドアを開けてもらってください」と言われていました。
でも「なんでおれが犯罪者に個人の携帯番号教えなきゃいけないんだよw」と判断し、お客様宅に着くと普通にインターホンを押しました。
すると、若いお兄ちゃんが出てきたので挨拶したところ、「◯※△〒□!!」と元気な挨拶が返ってきました。
「ぜってーインターホン押すなつったろ!!」という意図を大きな声で元気よくアピールしていたので「あ、そっすか。聞いてませんでしたー」と正直に答えたところ快く迎え入れてくれました。なんだよ、インターホンで出てくんじゃん。居留守使われなくてよかったー。

全く生活感のない殺風景な部屋で軽く作業を終えた頃にはお客様はすっかり落ち着いた感じになってましたが、差し出されたコーラをぼくが断った時はやたら睨んで凄んできました。
「そういったことは会社からキツくダメだと言われてるのですみません」と断ったのですが、本音は「犯罪者の施しなんて受けねーよ」です。

現場で「あ、これは絶対オレオレ詐欺やってるわw」と思う出来事・モノがあったので、帰社してからも「警察に言わないんですか?」と上申したのですがあっさり拒否されました。
犯罪者の可能性があるんだから個人で通報しようかとも思ったのですが、会社の直のお客さんではなく取引先のお客さんだという事を考慮し、会社の判断に従うことにしました。
この点についてだけは今でも後悔してます。
このころ既に会社を辞めるつもりだったのですが、この判断で見切りをつけ退職の時期を早めたことを懐かしく思います。


最近、芸人さんが闇営業でオレオレ詐欺集団からお金をもらってたというニュースがあってこのことを思い出した次第です。
参加した多くの芸人さんが謹慎処分になったらしいですが、最初は全員がお金もらってないとかウソついてたのは笑えます。
さすが一流の芸人さんはどんな時でも笑いの提供を欠かさないんだなと関心しました。


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