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Windows 10でFFmpegをビルドした(ffmpeg-windows-build-helpers) [PC]

"FFmpeg"の5.0が公開されていたため新しいライブラリが欲しくてビルドしてみました。
その際の手順メモ。
Windowsなので"ffmpeg-windows-build-helpers"を使用。

※参考にしたサイト
https://blog.tsukumijima.net/article/ffmpeg-windows-build/



1. "Visual Studio 2022"、"wsl&Ubuntu"、"git"の準備
インストール、初期設定済みだったので特記事項なし。



2. "vcvars64.bat"の場所の確認
VS2022では下記にあった。
"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\VC\Auxiliary\Build"



3. "Windows PowerShell"にて"vcvars64.bat"を実行してからwslを起動

cd "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\VC\Auxiliary\Build"
.\vcvars64.bat
wsl



4. "ffmpeg-windows-build-helpers"をインストール

sudo apt update && sudo apt upgrade
cd ~
git clone https://github.com/rdp/ffmpeg-windows-build-helpers.git


5. "ffmpeg-windows-build-helpers"を実行し"FFMpeg"をビルド

何度か必要なコンポーネントのインストールを求められて止まるので(親切にもコマンド付き)、その度にコピペしてインストールしてはFFmpegのビルドを繰り返して進める。
ビルドの選択肢は3番のWin64を選択する。
※最初はオプションを指定してビルドしたが「"--enable-libsvthevc"なんか知らん」とエラーが出たのでオプションなし("master"ブランチ、static版、share版)でビルドした。

sudo bash -c 'echo 0 > /proc/sys/fs/binfmt_misc/WSLInterop'
cd ./ffmpeg-windows-build-helpers
./cross_compile_ffmpeg.sh


※version 4.4.1のshared版(libファイル付)が欲しい場合、下記のようにオプションを付けてビルドする(Amatsukaze用とか)

./cross_compile_ffmpeg.sh --ffmpeg-git-checkout-version=n4.4.1 --build-ffmpeg-shared=y


※参考
https://github.com/rdp/ffmpeg-windows-build-helpers

6. ファイルを取り出す

Ubuntu-20.04の場合、下記の場所(仮想ドライブ)にビルドされたファイルがまとめて圧縮されたものが置かれる。
static版とshared版が一緒にビルドされたが、libファイルはshared版の方に含まれている。(includeフォルダも)

\\wsl$\Ubuntu-20.04\root\ffmpeg-windows-build-helpers\sandbox\redist


ffmpeg-share-build.jpg

※ubuntuのリセット
うちではどうせ何かのビルドでしかwslを使わないので、なんか分からなくなったりまっさらにしたくなったら「設定」→「アプリ」→「Ubuntu」→「詳細設定」にて「リセット」する。



タグ:Amatsukaze FFmpeg
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