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『ジョーカー』を観てきた [時事ネタ]

今日から公開だったので『ジョーカー』を観てきました。

ホアキン・フェニックスとデニーロが出演というバットマンワールドらしくない映画ですが、そもそもこれはヒーローもダークヒーローも登場せず、ジョーカーという悪役キャラクターが誕生するだけの映画です。
感想は、面白かったです。とっても面白かったです。今年一番。

でも万人受けする感じではなく、評価は「最高」と「つまらない」の両極端に分かれそうな気もします。
凶悪犯罪者の誕生物語として期待するか、アメコミ物として期待するのか。
当然ですが、ジョーカーというキャラクターに思い入れがないと観るのは辛いと思います。
恵まれないながらも自分なりに真っ当に生きてきた不運な男を襲う不幸の連続、誰にでも目覚めそうなささやかな狂気。
ヒーロー物の悪役が起こす犯罪としてはあまりにも陰鬱で現実的な衝動。
派手な犯罪シーンや予想外のトリック、痛快なバトルや盛り上がる展開、そんなものは全く存在しません。
ただただ不幸な出来事がしっかりとドス黒く描かれた極めて地味な絵面です。

ホアキン・フェニックスの猟奇的な演技力で持っている映画と言っても過言ではありません。そこが最大の魅力です。
憑依系の役者さんなのでジョーカーはハマり役だと思うのですが、今後のバットマン映画に出演するかどうかは微妙な気もします。
それでもヒース・レジャー亡き今、ホアキンジョーカーのバットマン映画を観たい!と思わせる傑作でした。


※今日の教訓
幸せなシーンなんて一切なく救いのない不快で危険な映画なのに、なぜか口元がスマイルになってしまう不思議。







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