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K-1の延長時の判定について [時事ネタ]

さっき昨日の感想を書いて思い出したことがあります。
K-1の延長時の判定基準について気になったんです。

ゲーオvs安保戦において、延長Rでゲーオの組み付きに対して減点1が与えられました。
この試合の結果に異議はないのですが、もし延長Rでゲーオがリードしてると採点してたらどうなるの?
10-9でゲーオだなーってとこからゲーオに減点1だと9-9でドローになってしまいます。
でも延長Rではマスト判定で必ず優劣をつけることになってるのでドロー採点はダメなはずです。

ルールを調べてみました。

> 延長戦最終ラウンドでは、たとえ微差でも優劣をつける採点を取る。

> 延長最終ラウンド(第4条第1項参照)については、マストシステムの観点から、例えどれだけ僅かな差であっても優劣を判定する。もし最終ラウンドの内容も甲乙つけ難い全くのイーブンであると判断された場合には、第1ラウンドから遡り、全体を通し、最終ラウンドまでにスコアリング上は反映されなかった微差もこの時点で考慮に入れ、最終判断を下すものとする。例えば、双方の間に微差はあるが、1ポイントまでの差は無いだろうと判断し10-10がついたようなラウンドがあった場合、こうした表面上は露呈しなかった微差が、最終ラウンドでは反映される。

へー、こんなルールになってんのね。
例えどれだけ僅かな差であっても優劣を判定しなきゃいけないのに「甲乙付け難い場合は〜」ってのは日本語として矛盾してるけど。
これって「両者突っ立ったまま何もしない」みたいなケースのこと?

でもこの基準だと、
ジャッジAさん: 延長Rなら僅かにこっちかなー
ジャッジBさん: こんくらいなら延長Rもドローだから全体で判断しよう
て感じで採点の対象がバラバラになっておかしなことになるでしょ。
だって、採点時に他のジャッジと「これって延長のみ?全体で判断する?」とか相談しないでしょ。

もしもこのルールで採点するなら、

「まずは延長Rのみでドローありの採点をして判定。それで決着がつかない場合は1Rから延長までトータルでマスト採点し判定」

こんな風に延長時には2段階で判定しないと公正ではありません。
そして、そもそも本線で判定してるため最大3回も判定するのはアホらしいので、やっぱり「延長Rだけで判定」ってのが不要なのだと思います。



■今日の教訓
ジャッジが採点する競技はどんなルールにしたところで結局のところ、さじ加減



タグ:格闘技
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